今日の日記
2004年1月19日◆時そば(ときそば)
江戸の頃は二八(にはち)という蕎麦屋が、
荷を担いで往来を流して売っていた。
蕎麦屋を呼びとめた男、さんざんお世辞を言って食べる。
十六文の代金を払うのに、こまかい銭を出し、
「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、何どきだい?」
「九つで。」
「十(とお)、十一、十二・・・十六。」
と、見事に一文ごまかしてしまった。
これを見ていた、ぼおっとした男、自分もやってみようと、
翌日こまかい銭を用意して待っていたが、待ちきれなくて早く出てしまった。
すると他の蕎麦屋が来て、お世辞を言おうとしたが、蕎麦がまずく褒めようがない。
勘定になって、
「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、何どきだい?」
「四つで。」
「いつ、むう、なな、やあ・・・」
江戸の頃は二八(にはち)という蕎麦屋が、
荷を担いで往来を流して売っていた。
蕎麦屋を呼びとめた男、さんざんお世辞を言って食べる。
十六文の代金を払うのに、こまかい銭を出し、
「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、何どきだい?」
「九つで。」
「十(とお)、十一、十二・・・十六。」
と、見事に一文ごまかしてしまった。
これを見ていた、ぼおっとした男、自分もやってみようと、
翌日こまかい銭を用意して待っていたが、待ちきれなくて早く出てしまった。
すると他の蕎麦屋が来て、お世辞を言おうとしたが、蕎麦がまずく褒めようがない。
勘定になって、
「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、何どきだい?」
「四つで。」
「いつ、むう、なな、やあ・・・」
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